ロピデザイン今年の活動は?

2017年の幕開けと共に開始したROPI-DESIGNのブログですが、なにも内容を決めず日記のように進めていくと、今までと同じく途中放置になるのが目に見えているので、まずこのブログで何をしていくのか?何を発信していくのか?そこを決めたうえで更新を進めて行こうと思います。所信表明であり迷った時の備忘録という意味も込め今回は書き進めていきます。

ロピデザインが今年目指していくもの

ロピデザインはデザイン事務所であり、今までも特に「何かのデザイン」と分野を決めてお仕事をしている訳ではありません。では、今までどのような業務を行っていたか受注業務をおおまかに分析してみると以下のようになります。

  1. CGパース業務…60%
  2. 設計業務…15%
  3. イラスト・ロゴ制作…10%
  4. グラフィック業務…10%
  5. パンフ作成などDTP業務…5%

このようにみると圧倒的にCGパースの仕事が多く「ロピデザイン=パース屋さん」と言われる所以がここにあるわけです。では、今後ロピデザインがどのような割合で仕事を進めて行きたいかと言えば

  1. CGパース…20%
  2. VR関連…50%
  3. デザイン・設計…20%
  4. webコンテンツ…10%

となります。注目すべきは現在の主力業務であるCGパースの割合が半分以下になっている点ですが、正直なところ今後CGパースの仕事自体はどんどん減少していくと考えているためです。その理由としては昨今の技術進化が大きなところで、広告媒体に載せるようなCGパース以外はクライアントが自前で作れてしまう時代がすぐそこまで来ていると感じています。それ以上の詳細を語ると、それだけで今回の更新が終わってしまうので、それに関しては別の機会にお話ししたいと思います。

では注目すべき項目は何なのか?、そのあたりを含め以降では各項目で何をしていきたいかを見ていこうと思います。

1.CGパース業務の今後

まずは現在の主力業務であるCGパースに関して。これは先に述べたように先細りのコンテンツと考えています。仕事自体が無くなることは無いとは思いますが、手書きパースであったり、CADから自動で作成されたパースにはない独特の個性や表現方法を確立し、それを伸ばしていかないと仕事は大幅に減っていくと思います。そこでCGパースに関して今後進めて行くことは

  1. ・ロピデザイン特有の独自表現方法を確立
  2. ・製作時間の短縮および有効ツールの積極的使用
  3. ・商業施設以外の他業種業務での受注獲得

この3点だと思います。世の中に星の数ほどあるパース屋と差別化を図り、独自性を出していかない限り今後CGパースで生計を立てるのは難しいと思われます。例えば下のイメージ。原画と加工後で随分印象が変わっているかと思います。

原画はただ単に頂いた図面をもとに3DCGソフトで立上げてレンダリングしただけのもので、加工後のものは原画にフィルターやレイヤー処理を施し、各所強弱のバランスを加えたものになっています。現状CADソフトからパースを自動で作ると「原画」のようなものは簡単に出来るが「加工後」のようなものは、まだ人の手が必要であり、この部分がパース屋としての売りであり強味になる部分だと思うのです。

ロピデザインが目指すCGパースは「フォトリアル」でもなく、「早くて安く良いもの」でもありません。重要なファクターは見る側に訴える雰囲気であり空気感だと考えています。来店したお客さんがどのような印象を持つのか?温かみのある店舗なのか?非日常感が味わえる尖った店舗なのか?そのあたりを表現することに注意して制作しています。

なので、モデリングからレンダリングまではなるべく早く作業できるように心がけ、レンダリング後の加工にこそ手を加える時間を割いていければと考えていて、そのためには販売されている3Dオブジェクトを利用したり、プラグインや画像加工ツールも利用します。それが「製作時間の短縮および有効ツールの積極的使用」であり、その結果として「特有の独自表現方法を確立」につながると考えています。

とはいえ、そこまでのクオリティを求めていないクライアントが多いことも事実で、AIなどの進化した加工ツールなど使えば、今後は人の手で加工したような画像が出来てしまうことも予想されます。結果CGパースはやはり先細りの仕事なのではないだろうか?と思えてしまうのです。なのでロピデザインが今後出来ることは、独自表現方法をさらに磨きながら、現在以外の分野でCGパースを売り込んでいくことなのではと思っています。

2.VR関連業務の拡充

VR元年と言われた昨年であるが、今後は建設業界や商業施設においても増々その勢力を伸ばしていくものと考えられます。ロピデザインでは2014年よりVRパースとしていち早く業務展開していてGoogle検索でVRパースと入れると検索上位に表示されるまでになりましたが、それと業績は比例していないのが現状です。

原因としては第一に建設業界や商業施設業界における認知度の低さと有効性が示させていないこともありますが、単純にVRコンテンツの使い方やコンテンツ自体の数が話題性に比べ少ないことも挙げられます。これに関しては、今後このブログ上でもVRを用いたVRパースなどの優位性や使い方、サンプルコンテンツに関して積極的に紹介していくことでVRパースを広めていければと考えています。

VRというとすごく難しく感じてしまいますが、実はかなり身近で簡単に作れるコンテンツです。実際スマホ+αだけで以下のようなものが作れてしまいます。

実際このブログをご覧の方でも、VRを経験した方は少ないのではないでしょうか?ちゃんとしたVRでの没入感を得るためにはゴーグル(HMD[ヘッドマウントディスプレイ])も必要ですが、それに関していえばスマホ装着タイプのゴーグルなら¥2000程度で購入できますし、まず体験してみたいだけならダイソーで売っている100円の拡大鏡を2つ使うだけでも可能だったりします。このあたりの事については次回以降詳しく紹介していくつもりなので、少々お待ちいただければと思います。

このようにVRに関しては使い方や簡単な作り方含め、皆が身近なものになるような紹介とそれを使うことでどのようにビジネスで利用できるかも話していければと考えています。また、こうしたら面白いのでは?とか、こんなことはできないのか?という質問・意見もどんどん取り入れていくつもりなので、気軽にコメントや連絡頂ければと思います。

3.デザイン・設計の今後について

この項目に関しては、今まで通りの業務対応を行おうと考えています。ただ、ここでいうデザインは「ロゴ作成・看板やイメージ等の屋外内グラフィックやサイン・イラスト」が、殆どなので、それとは違う独自コンテンツのデザインをこのブログで発表していきたいと考えています。まだ何とは言い切れないのですが、身近なものを別のとらえ方をすることで、更に便利になったり、機能性が伴うおしゃれなものに変わればいいと考えています。そのうえでReDesignしたものを3DCGで作成し、何なら3Dプリンターで出力できるデータも配布できれば面白いと考えています。

設計に関しては、元々水族館・動物園などの環境展示がメインで行っていましたが、ロピデザインのような個人で極小の事務所では到底頂ける仕事ではないので、商業施設の店舗などがメインになると思います。が、実際のところCGパースのついでにデザインと設計を頼まれたりすることが殆どなので、そのスタンスで業務を拡大できればと考えています。

ただ、水族館や動物園で培ったデザイン・設計技術は数こそ少なくとも商業施設でも応用できると思うので、何かしらのアクションを起こしていければと考えてはいます。

4.webコンテンツの今後について

webに関して、実際には販売できるようなものがさほどないので、ECサイトのようなコンテンツ展開は難しいと思います。以前にもLINEスタンプや3DCGデータ販売なども行っていますが、目に見えて大きな売り上げがないのも実情なため、webコンテンツでは「何かを販売」するのではなく、ロピデザイン自体を宣伝し広く知ってもらうためのツールとして展開していこうと考えています。

その意味で言えば、このブログ自体もwebコンテンツですし、TwitterやFacebookのSNSもそうです。今年はこれらを積極的に利用・連携して認知度の拡大に努めて参ります。ただ、webコンテンツも使い方次第では大化けする可能性があることも気づいてはいるので、その時が来たら「認知度UP」以外の違うコンテンツ展開に関し、このブログ上でもお伝え出来ればと考えています。

まとめ

以上、長い所信表明となりましたが、今年もロピデザインを宜しくお願い致します!質の良い価値のある仕事に努めるのはもちろんですが、今年は「皆が楽しくワクワクさせるコンテンツを提供」していくことに活路を感じています。既にロピデザインをご存知の方も、初めて知った方も、「こんなことしたい!こんなこと楽しいのでは?」といったご意見・ご感想他数多く受け付けていますので、気軽にコメント&ご連絡くださいね!

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